どーも、更新するする詐欺し続けて数週間。
気付いたら3月も終わろうとしています・・・
ということで、需要がないにしてもとりあえず今年初更新。
テキトーに行きます。
しれっとブログのタイトルもDial M for MoviesからMovie Motelへと変更。
The Rolling Stonesの「Memory Motel」と、このブログのヘッダーに載せてるMartyの名言を融合させた感じです。自己満。
「Hugo」観てからMarty愛に今まで以上に拍車がかかってど偉いことになっとります。
さてさて。
「SHAME」(邦題:「SHAME -シェイム-」)観てきました。
(都内では渋谷シネクイントさん・新宿シネマスクエアとうきゅうさんで公開中)
監督: Steve McQueen
脚本: Abi Morgan, Steve McQueen
出演: Michael Fassbender, Carey Mulligan, James Badge Dale
あらすじ(日本公式サイト抜粋):
男は、仕事以外のすべての時間を〈セックス〉に注ぎ込んでいる。
彼の名はブランドン、上司に期待される有能な社員だが、現代社会が生んだ病、セックス依存症を抱えている。
それでも、一人で暮らす洒落たマンションで、毎日勤勉にセックスに集中していた時は、ある意味一貫性のある人生を送っていた。
そんな確立されたシングルライフの均衡を破ったのは、突然転がり込んできた妹シシーの存在だ。
人との心の繋がりを一切求めず、感情を排して生きてきたブランドン。
他者の愛を渇望し、激情の塊となって生きるシシー。
対極にある二人は、激しく衝突し、想いはすれ違い、それぞれの孤独をさらに色濃くさせていく。
主人公がセックス依存症ということで、まあそういう描写ありオールヌードありで、R18+。
私もこれに関しては人誘いにくいなーと思い一人で土曜の朝からシネクイントさんに行ってきました。
ざっと劇場内を見渡したところ2人組(夫婦、女性同士、そして男性同士!)が3ペアいて、そのほかはみんなお一人様でした。
うん、まあそうだよね。
観終わってからワイワイ盛り上がる感じではないです。
でも観た人と語りたいなーとは今思ってたり。
FassbenderのFassmember(笑)とか中学生レベルの下ネタは映画の雰囲気にはそぐわないけどちょっとあまりにも語呂が良すぎて言いたくなっちゃうんですよね・・・!
一応弁明しておくと私がこんな下ネタ考えたわけじゃないですよ、と。
公開時に現地の評論家・映画ブロガーたちがこぞってFassmemberだのAssbenderだのありとあらゆるpunsを書いてたわけで・・・
って言い訳はさておき。
まぁ確かにみんなが騒ぐのも納得のFassmemberではありましたけども。ハイこの話終了!
感想は以下ついったーで呟いたのをまとめた感じ+αで。
よって英語交じりですが訳す能力も労力もないです。陳謝。
若干ネタバレになってるかも。
そもそもsex addictionというのは本当にdisorderなのか?というのは未だに議論されてることだと思うけど、少なくともlike so many other addictions(alcohol/drugs and whatnot) it seems to bring no pleasure to the protagonist of this film, Brandon.
妹のSissyが転がり込んでくることで色々と乱されてしまうけど、それまではこの人はこの中毒と共に毎日同じ様なパターンをただただ繰り返して生きてるわけで。
(冒頭の部屋をぐるぐるーって廻ってる所は一応そのrepetitionのmetaphorかなと解釈)
で、普通sexを描いてる映画って、まぁそれなりに楽しそう?wというか、「快楽」を最大限に表現してるのが多いと思うんだけどBrandonが「気持ち良さそう」にしてるのって一切と言っていいほど出てこない。
寧ろ本当に苦しそうにしてて、その苦しさから解放される・逃れるためだけにこの行動をひたすらリピートせざるを得ないっていう感じ。
最中の彼のクローズアップが多いかつ長めなんだけど、その表情からそれは非常ーーによく伝わってくる。
兄妹のやり取り・レストランでのデートシーン以外は会話・言葉が全体的に少ない作品で、「なんで」とか「いつから」とか、観客が抱いてしまうような疑問には答えてくれない。
(Is it because of his addiction that he can't connect with other people, or did he develop this addiction because he can't connect with others?っていう、どっちが先なの的なことも私が凄い気になった)
兄弟の過去に何かしらあったんだろうな、とにおわせる部分も本当に少しあるけど、それも具体的なことは言及されず。
事前にあらすじを知ってて観てたからあれだけど、知らなければSissyが最初登場した時は「え、元カノかなんか?」って思ってしまいそうなくらい二人から「兄妹」感が感じられなかったりするんだけど(序盤の留守電のメッセージもそう)。
だから途中は「オイオイこれincest的な方向へ行っちゃうのか・・・?」と懸念してしまったけど、そこも大分vagueな感じになってるよね。
100%黒ではないけど、白でもなさそう。
そう解釈しようとすればできるけど・・・レベル。
ただ、日々誰に対しても何の感情も抱かないであろうBrandon(やってることは非常に動物的なんだけど、ある意味ロボットみたいな人間)が、唯一妹Sissyに対してだけは怒りだったり苛立ちだったり軽蔑(「You're disgusting」とか言い放ってるシーンもあったけど、あれは自身に対して言ってる言葉のようにも感じた・・・)だったりを露わにすることだけは確か。
Carey演じるSissyの「We're not bad people. We just come from a bad place.」が多分as far as the film lets us into their pastで、それ以上は下手に触れたりしないのがこの映画では効果的なのかなと。
駄目な邦画の典型的な例が、ひたすら登場人物にべらべらべらべら喋らせて、「昔こうこうこうで、こういうことが誰誰にあって、だから今こうこうこうでこうなっちゃってるんだよ!」ととにかく説明過多で一切let us read between the linesとかanalyze/think by ourselvesさせないモノだと思うんだけど。
この作品は方向性としてはその真逆だと思う。
Overall, an ambiguous film that (surprisingly, for a film about sex addiction, no less--)leaves a lot up to the audience's imagination.
あとit's well worth noting that the soundtrack accompanying the film was absolutely superb.言葉の少ない映画だからこそ、音楽が際立って良くないと駄目だろうし。
さくっとさせたかったのにまた無駄に長く書いてしまった・・・
手短かつ的確な文を書ける方の才能が欲しいです、ハイ。
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